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第7回 尺八リサイタル『雪舟が聞こえる』2025
日頃より、水墨と尺八が生み出す世界には、通じ合うものを感じていました。今回のリサイタルでは、両者に共通する「白と黒の世界」や「余白の美」を、立体的に表現したいと考えております。 画聖・雪舟は、筆を執る前に少量の酒を嗜み、尺八を吹いたという記録が残されています。 雪舟にとって尺八は、心を高揚させるものだったのでしょうか。それとも、心を鎮めるものだったのでしょうか。 第一部では、雪舟の描いた水墨画を投影しながら尺八本曲を奏で、その世界へと皆さまを誘います。 第二部では、雪舟が生きた中世に用いられていた「一節切尺八」の音世界をお楽しみいただきます。 第三部では、新進気鋭の作曲家・中堀海都氏に委嘱した、雪舟をテーマとする新作を披露いたします。 映像作家・藤山誠氏が創り出す映像美にもぜひご注目ください。 雪舟と尺八が交差する三つの世界を、どうぞご堪能ください。 【タイトル】 第7回 小濱明人 尺八リサイタル『雪舟が聞こえる』 【開催日】 2025年11月1日(土)開場13:30 開演14:00 【会 場】 東京都 杉並区 sonorium(ソ

小濱明人-Akihito OBAMA-
12月10日読了時間: 2分


第6回 尺八リサイタル『尺八の聖地』2024
2023年、私は、邦楽ジャーナル誌で『尺八の聖地』を連載しました。尺八ゆかりの地を再訪し、文献を紐解き、また聖地の関係者にインタビューを行ううちに、古典曲への理解が深まっていきました。特に聖地を守り続けている方々に お話を伺えることは、無常の喜びでした。 連載を終えて、私はこの貴重な経験をぜひ尺八で、コンサートで表現したいと思いました。 そこで思い浮かんだのが、尊敬する写真家 竹田武史さんでした。竹田さんの作品は、 聖地・辺境地での長期取材・撮影によって、その「場所」と「人」を描き出すところに大きな魅力が あります。そこで今回、竹田さんに「尺八の聖地の」の写真を撮り下ろしていただくことにしました。 そして公演では、その写真を舞台に投影していただき、直接お話も伺います。 演奏曲は、京都明暗寺系統の「古伝巣籠」、博多一朝軒系統の「山越」、明暗真法流の「三谷ノ曲」。一節切曲の復曲。正倉院尺八(復元楽器)での唐楽。伊豆旭滝ゆかりの「瀧落」。そして、最後に自作新曲を演奏します。 以上盛りだくさんの 内容ですが、「尺八の聖地」を巡り経験したことを、音・写

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月13日読了時間: 2分


第5回 尺八リサイタル『風狂~尺八の中世』2022
虚実の間を行き来する尺八の歴史。真実を求めれば求めるほどその迷宮に迷い込んでしまう。邪念を振り払おうと必死に本曲に向かうとき、その清冽な響きが答えを導いてくれる。時代の波をくぐり抜け伝承されてきた尺八本曲。清濁を併せ呑むそのエネルギーの源泉は何なのか。 江戸時代に花開いた尺八芸術は、その由来や起源を中世の禅・文化に求めて来ました。今回は 『尺八の中世』 をテーマに、尺八文化の萌芽に迫ります。 1部では、鎌倉時代からの伝承とされ、尺八本曲の中でも最も大切にされてきた「古伝三曲(三虚霊)」を古い流派・形態順に演奏します。また2部では、中世の尺八《一節切》を吹いた一休禅師に焦点をあて、一節切曲(復曲)、一休禅師作とされる「紫鈴法」、そして終曲には桑原ゆう氏に委嘱した、一休をテーマにした新曲を吹奏します。また、書と空間演出を華雪氏が担当。「尺八の中世」を多面的に表現いたします。 【タイトル】 第5回 小濱明人 尺八 リサイタル「風狂~尺八の中世」 【開催日】 2022年11月1日(火) 【場 所】 東京都杉並区 杉並公会堂小ホール 【演奏

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月11日読了時間: 3分


第4回 尺八リサイタル『時を穿つ』2021
「時を穿つ (うがつ)」と題し、尺八の伝来から発展、現代と未来を一気に表現いたします。終曲には望月京氏に委嘱した「尺八・三味線のための新作」を初演。ゲストには三味線の本條秀慈郎氏をお迎えします。 〜尺八の伝来から発展、現代と未来を貫き、「今」の尺八を問う〜 謎に包まれた尺八の歴史を紐解きたいという欲求と、 新しい尺八の世界を産み出したいという渇望が同一線上に並んだ。 別々に見えていたものが「今」の私を作り、息づかせてくれている。 小濱明人 【タイトル】 第4回 小濱明人 尺八 リサイタル「時を穿つ」 【開催日】 2021年12月22日(水) 【場 所】 東京都 渋谷区 代々木上原 MUSICASA 【演奏曲目】 1、蘇莫者 (正倉院尺八 -復元楽器- による) 2、初手・安田・手巾 (一節切 -復元楽器- による) 3、懺悔文・焼香文 (旧京都明暗寺所伝・古典本曲) 4、産安 (古典本曲) 5、耿 (西村朗作曲) 6、 ぎんの音 (望月京作曲)委嘱・世界

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月10日読了時間: 4分


第三回 尺八リサイタル『寂静光韻Ⅲ』2020
このコロナ禍の大変な時期ではありますが、リサイタルを開催する事に致しました。様々な困難・苦悩の中 吹きつがれてきた尺八本曲が、みなさまの心を開放し 鎮める一助になればと思い、精一杯演奏させて頂きます。また今回は2年前より続けてきた、「"古典本曲"に挑むリサイタルシリーズ」3部作の完結編となり、同時にCD『寂静光韻Ⅲ』も発売いたします。さらに、博多の虚無僧寺「一朝軒」の第22世看主磯玄明先生をゲストにお迎えし、海童道祖-横山勝也師の伝えた本曲の源流を探ります。 【タイトル】 第三回 小濱明人 尺八 リサイタル「 寂静光韻 Ⅲ」 【開催日】 2020年10月20日(火) 【場 所】 東京都 千代田区 紀尾井小ホール 【演奏曲目】 1、瀧落 2、根笹調・下り葉 3、雲井獅子 4、息観 5、浮雲 6、鹿之遠音 7、霊慕 【出演者】 小濱明人 (尺八) 【特別出演】 磯 玄明 (尺八/普化宗 一朝軒 第二十二世 看主) 《チラシ》 《パンフレット》 パンフレットへの寄稿文①/志村哲(大阪芸術大学教授、地無し尺八

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月9日読了時間: 9分


第二回 尺八リサイタル『寂静光韻Ⅱ』2019
第二回目のリサイタルを開催させて頂く事となりました。横山勝也先生伝承の古典本曲を中心に吹奏します。また 特別出演に普化正宗総本山 明暗寺 四十二世看首 清庵玄心 先生をお迎えし、「明暗寺伝 鹿遠音」を共演させて頂きます。深遠なる尺八の世界をお楽しみいただければと思います。 【タイトル】 令和元年度(第74回)文化庁芸術祭参加公演 第二回 小濱明人尺八リサイタル「 寂静光韻 Ⅱ」 【開催日】 2019年10月17日(木) 【場 所】 渋谷区 代々木上原 MUSICASA 【出演者】 小濱明人 (尺八) 【特別出演】 清庵玄心 (尺八/明暗四十二世) 【曲 目】 1、打波 2、鶴の巣籠り 3、吾妻獅子 4、産安 5、山谷 6、明暗寺伝 鹿遠音 7、松厳軒鈴慕 《チラシ》 「寂静光韻Ⅱ」コンサートレヴュー/フシミススム(編集者) 小濱明人は“絵”になる人だ。 なにしろ佇まいが美しい。パッと目につく派手さはなくとも、その立ち姿にはどこか気品があって、身体のブレや無駄な動きがほとんど見当たらない

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月8日読了時間: 4分


第一回 尺八リサイタル『寂静光韻』2018
この度、第一回目のリサイタルを開催させて頂く事となりました。尺八の魅力に憑りつかれ、導かれるままここまで来ましたが、今一度、尺八の原点「古典本曲」に向き合い、その多彩で奥深い世界に挑もうと思います。また、尊敬する 恩師 石川利光先生に特別ご出演頂きます。 【タイトル】 平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演 第一回 小濱明人 尺八 リサイタル 【開催日】 2018年10月16日(火) 【場 所】 渋谷区 代々木上原 MUSICASA 【出演者】 小濱明人 (尺八) 【特別出演】 石川利光 (尺八) 【曲 目】 1、山越 2、一二三鉢返し 3、古伝巣籠 4、三谷 5、鹿の遠音 6、雲井獅子 7、手向 8、虚空 《チラシ》 《パンフレット》 「寂静光韻」コンサートレヴュー①/フシミススム(編集者) いつものライブ、じゃなくて今回はリサイタルだ。それも文化庁芸術祭参加公演。小濱さん…これまたどんな風の吹き回しで?と思うのも無理はないだろう。彼にはどこか孤高のイメージがあるし、ホールで襟を正して“リサイタ

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月7日読了時間: 7分
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