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ごあいさつ
古典本曲集「寂静光韻」特設サイトにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。 「寂静光韻(じゃくじょうこういん)」とは、私が古典本曲を吹奏している時に見える心象風景であり、「静寂の中、かすかに射しこんでくる光」を意味する私の造語です。深遠な本曲の世界に迷い込みそうになるたび、この光を頼りに答えを見つけようともがき続けて来ました。 また、定期的に行なっている「尺八の源流を巡る旅」では、全国の本曲・虚無僧ゆかりの地を訪ね献奏してきましたが、様々な命題に直面し苦しみました。なぜなら、尺八の歴史や伝説にまつわる「虚と実」、多様すぎる伝承、吹禅と音楽の差異に自分なりの答えを見つけられなかったからです。そんな中、突然襲ってきた先の見えないコロナ禍。 ところが、その状況下において私を救ってくれたのも古典本曲でした。不安定な日々が続くなか尺八を吹き続けるうちに、様々な困難・苦悩の状況下で吹き伝えられてきた本曲の持つ「浄化の力」を実感し、音色・間、静と動が複雑に絡み合う独自の美の世界に助けられたのです。 この三部作を制作する中で、本当に多くの気づきや発見

小濱明人-Akihito OBAMA-
12月10日読了時間: 3分


邦楽ジャーナル 連載「尺八の聖地」
一年間(2023年)、邦楽専門誌「邦楽ジャーナル」で連載をさせて頂けることになりました。連載のタイトルは「尺八の聖地」。私がこれまで巡って来た尺八関連の史跡について、わかりやすく系統立ててお伝え致します。 ①尺八の史跡を巡る (2023年1月号) 記念すべき第1回目は、私が史跡を巡っている理由を自己紹介と共に書きました。師に学び、先人に学び、曲から学び、楽器に導かれる。私が現在に至るストーリーです。 ②明暗寺 (2023年2月号) 京都「明暗寺」は虚無僧寺の中でも最もよく耳にされるお寺ではないでしょうか?その明暗寺の現在について、そして訪ねるために知っておきたいことについて執筆しました。 ③一朝軒 (2023年3月号) 博多「一朝軒」は今も残る虚無僧寺としてとても貴重なお寺です。明治以降の「復興の軌跡」と現在について執筆させて頂きました。 ④鈴法寺 (2023年4月号) 江戸時代、全国の虚無僧寺を統括していた 青梅「鈴法寺」と小金「一月寺」。今回はその「鈴法寺」に関係する3つの聖地をご紹介します。 ⑤一月寺 (2023年5月号)

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月7日読了時間: 3分


尺八の歴史と工法について
【尺八とは】 尺八は中国唐に生まれ、日本で育った竹製の縦笛の管楽器。管の上端の一部を外側にむけて削った歌口(うたぐち)と、前面に4つ、背面に1つの指孔を空けただけのシンプルな構造。 【尺八の流れ】 ①雅楽尺八(古代尺八、正倉院尺八とも)...

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月3日読了時間: 2分


一節切 について
『一節切尺八』 相良保之 (明暗真法流・一節切研究家) 鎌倉時代の『教訓抄』(1233年)に、「短笛ハ尺八云。今ハ目闇法師、猿楽吹之」とあります。次の室町時代の目闇法師、猿楽師たちも、後に一節切尺八と呼ばれる一節五穴の短い尺八を吹いていました。この二つの短い尺八...

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月2日読了時間: 3分


正倉院尺八 について
『正倉院尺八』 笹本武志 (雅楽演奏家・正倉院古代笛演奏家・作曲家) 奈良時代までに大陸から持ち込まれた楽器の一つ。楽器は正倉院に保管され、屏風絵などに演奏している姿は描かれているものの、演奏法の伝承は無い。だが正倉院宝物からの採寸を忠実に再現すると、音階と音色が...

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年11月1日読了時間: 3分


「寂静光韻」制作スタッフ
【CD制作】 プロデュース 小濱明人 共同プロデュース Tsubasa Oudein 録音&マスタリング 吉川昭仁(Studio Dede) エグゼクティブプロデューサー 柴崎勉(Waternet SG Co., Ltd.) ジャケットデザイン 澤本捨史 発売元/販売元...

小濱明人-Akihito OBAMA-
2020年10月31日読了時間: 1分
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